自分語りのさだわン

mtgについて語ります twitter:@sadawadayo

デラックスパウパーに出ました

 今日晴れる屋TCにて行われたデラックスパウパーに出場してきました。

 デッキは2/10のBlueless Jeskaiのレシピに変更を加えたもので、《スレイベンの検査官》《マグマの噴流》1枚ずつ、《炎の稲妻》を2枚抜き、《光輝の泉》《ギルドパクトの守護者》1枚ずつ、《炎の印章》を2枚加えました。サイドも《主の募兵》を追加の《大祖始の遺産》に変更しています。

 

 今回の結果は2-3の13人中10位で、内1勝はBYEなので実質1-3と振るわないものでした。

 特にボロス対決が2戦あってどちらも落としてしまったのが悔しかったです。

 

 反省点はプレイングと構築どちらにもありました。

 プレイングは特に1回戦の親和にて、展開をドブンのケアより優先してしまったり、相手の大型クリーチャーを除去で処理できるのにブロッカーを出してしまったりと精細を欠く場面が多く、落ち着いて手札と盤面の状況を確認してプレイをする重要さを再確認する結果となりました。

 構築では《炎の稲妻》の代わりとしてお試しで入れた《炎の印章》が良くありませんでした。期待していた他の火力と合わせて大型生物を討ち取りやすくするような動きもできる場面が少なく、また対ボロスにおいて《炎の稲妻》のFBがないことによるアド、ダメージレース双方における損失が大きかったです。
f:id:sadawa:20180216212421j:image
f:id:sadawa:20180216212535j:image

 

 正直に言って前回は大分上振れた結果だとは思っていましたが、それにしても今回は反省すべき点が残りました。次にこういった大会に出る際には今回得た課題をクリアしてもっと勝てるようにしたいです。

Blueless Jeskai解説&2/10晴れる屋パウパー杯レビュー

 2/10の晴れる屋パウパー杯に出場し、22人中2位という好成績で終わらせることができたのでここに自分の考えの整理も兼ねて使用したデッキと各対戦についてまとめておきます。

f:id:sadawa:20180214175552j:plain

1.使用デッキの構築について

 今回使用したのはボロスカラーのテンポデッキ、「Blueless Jeskai」です。デッキレシピは晴れる屋のホームページに載せることができたのでリンクを張っておきます。

www.hareruyamtg.com

※このリストで《マグマの噴出/Magma Burst》とされているカードは正確には《マグマの噴流/Magma Jet》です。

 

 Blueless Jeskaiはボロスキティをベースにしたデッキで《道の探求者》でのダメージレースに主軸を置いてそれを《コーの空漁師》とキャントリファクトのドローエンジンや軽量火力でサポートする構成となっており、従来のボロスキティに比べるとだいぶ前のめりでテンポを重視しています。想定する勝ち方としては序盤は相手を単体除去と絆魂でいなしつつクロックを刻み、クロックが除去されたり盤面が膠着しても隙を見て本体火力を1ターンの間に連打し勝利をつかむ、というものです。

f:id:sadawa:20180214153942j:plain

 また、従来のボロスキティで使われた《カルドーサの再誕》や《宮殿の歩哨》は、前者はコンボ的に使わないと強い場面が少ないことや《錬金術師の薬瓶》が詰めの場面でほしかったために不採用、後者は4マナという重さで守備的な役割しか持てない点や統治者システムが回避能力のない《道の探求者》で攻撃するうえで足枷となる点、優勢な状況以外で出すと逆効果になりかねない点などにより不採用となっています。それらが抜けた枠には序盤の安定や終盤のトップ勝負に占術で貢献しつつ除去、本体火力として活躍できる《マグマの噴流》を採用しています。メインエンジンである《きらめく鷹》《コーの空漁師》、あまりにも強い上《道の探求者》とのシナジーがある《金切るときの声》以外のメインデッキのパーツはどんな場面で引いても腐らないことが基本条件としてカードを決めています。

f:id:sadawa:20180214160102j:plain

 土地もテンポをよくするためにお帰りランドを不採用とし、代わりに自由なタイミングで土地をサーチでき無色のアンタップイン土地として置くこともできる《灰のやせ地》を採用しています。

f:id:sadawa:20180214160532j:plain

 従来のボロスキティと比べ除去と絆魂とマナベースのもたつきのなさにより高速アグロ、特に緑系のものへの対応がしやすくなった点と早期にゲームの決着をつけやすくなった点がこのリストの利点だと思っています。その上長期戦になった際にも必要な分のアドバンテージ獲得手段は失っていない点も非常に気に入っています。反面、土地でのライフゲインが減り《道の探求者》が仕事をさせてもらいにくいバーンへの相性が悪くなっている点は明確に劣っている個所です。

 

2.パウパー杯の結果

1回戦vs赤単バーン(すずくまさん@suzukuma1954)

 1ゲーム目:キープ基準の一つとしている《道の探求者》が引けたためキープしたら出して即除去されその後マナフラしまともにクロックも引けず負け

 2ゲーム目:土地が2で止まりマナスク気味だったものの相手のマナフラッドに助けられて《軍旗の旗手》《道の探求者》が並び勝ち

 3ゲーム目:初手に《赤の防御円》がありそれを構え続けて勝ち

 ×○○ 1-0

 事故&防御円とかなり運に助けられた勝利でした。

2回戦vs緑単ストンピィ

 1ゲーム目:ダブマリ土地1キープから土地を1枚も引けず無抵抗で殴られて負け

 2ゲーム目:相手トリマリして少ないクリーチャーを丁寧に焼きつつクロックを刻み勝ち

 3ゲーム目:序盤相手クリーチャーの量に対応できず、クリーチャーもしっかり格闘で除去され怨恨も使いまわされてライフ1まで追いつめられるも《マグマの噴流》がトップ勝負での強さを発揮しひっくり返して勝ち

 ×○○ 2-0

 3ゲーム目はボロスキティの本来の粘り強さがでたいいゲームでした。

3回戦vsRDW

 1ゲーム目:マリガン土地1キープから1枚も土地を引けずに負け

 2ゲーム目、3ゲーム目:初手に《赤の防御円》があり守り切って勝ち

 ×○○ 3-0

 この対戦は運でしか決まらなかったのが残念です。

4回戦vs青赤デルバー(つららPさん @tsurara_asbf)

 1ゲーム目:クロックを刻みそれが捌かれてもフルタップの隙を突き数枚の火力をたたきこむ構想通りの勝ち方

 2ゲーム目:手札4土地0からのスタートでその後土地が1枚しか引けず相手も土地1思案スタートからしばらく土地が引けずお互いディスカードする事態に。その後順当に負けたがなんだか楽しくなってしまって最後まで投了せずに見ていたのは大会中のゲームとしては反省

 3ゲーム目:相手にクロックを捌かれじわじわとライフを削られる。ライフ5の時に《ギルドパクトの守護者》が通るも時すでに遅し

 ○×× 3-1

 下あたりで負けたためおそらくここで優勝の目は消えました。

5回戦vsボロス統治者

 1ゲーム目:お互いクリーチャーを展開しにらみ合いの時間が続くも《錬金術師の薬瓶》を駆使し飛行を通して本体火力を連打しなんとか勝ち

 2ゲーム目:《ギルドパクトの守護者》と相手の《コーの空漁師》2体でダメージレースになるも鳥トークンのチャンプブロックと後続の《道の探求者》の絆魂でしのぎ切って勝ち

 ○○ 4-1

 ミラーに近いマッチアップでしたがこの型の強みが出たので良かったです。統治者を早々に奪えたのもよかった。唯一の全勝者に勝利したためここでオポが改善します。

 

 4-1の2位でフィニッシュ。有利を取りやすいフェアデッキとしか当たらなかった点、赤いデッキ相手にサイドに1枚刺しの《赤の防御円》が3回も引けている点など、運に助けられたところが非常に大きかったと感じる大会でしたが、それでもこうして結果を残せたことは嬉しく、満足しています。

 

3.今後の課題・改善点

 ・このデッキは土地が2枚あればいくらでも回るが逆に土地が2枚なければ何もできないデッキであるため土地20枚では少なく、3回もマナスクリューにて敗北しました。よって21~22枚に土地を増量する必要があります。

 ・すべての試合で《ギルドパクトの守護者》をサイドインしていたためメインでも採用しようと思います。

 ・バーン戦をしてみて改めて事故や《赤の防御円》など運に助けられなければ辛いマッチアップだと感じました。特にメイン戦では勝ち目が非常に少なく、せめてもの抵抗として《光輝の泉》の採用などが必要だと感じました。(ちょうど土地を増やすのでその枠に)

 ・《炎の稲妻》のFBが有効に働く場面が少なかったので、他の1マナ火力も試したいと思いました。

 ・除去コン相手の《軍旗の旗手》はタフ1がとても弱いので《連合儀仗兵》も試してみたいです。

 

 今回は以上となります。ここまで長々と書かれた駄文を読んでいただきありがとうございます。

 これからもこのBlueless Jeskaiでパウパー環境を染め上げ終身名誉ジェスカイ道師範になれるように精進を重ねる所存なのでよろしくおねがいします。

 

f:id:sadawa:20180214175750j:plain